自然と文化の組成である世界で生きる道
狭山熊野神社は、埼玉の所沢市東狭山ヶ丘にある熊野神社です。
そもそも、熊野神社というのは日本の各地で信仰されている熊野三山の祭神をたてまつる社のことで、その数は三千にも渡ります。
その中の一つであるこの社は、様々な熊野三山の祭神をたてまつる社の中でも特に思想を説いており、その思想は自然、文化、そしてその2つから成り立つ世界への努力を根本教義としています。
自然というのは、何も森林や海などのことだけではなく、自然に生まれた私達が作り出した人工も自然の発展した形であり、そこに慈愛や謙虚といった精神を産む文化を結合させることで成立している世界に自分が構成されていることを自覚して民族を越えて至誠に励むことで人間性が高まるのです。
実際に、この社では熊野三山の祭神だけではなく八百万の神すべてを迎えており、日本古来の神道だけではなく仏教も招き、包括宗教団体の傘下に属さない単位宗教団体として存在します。
これらの思想と姿勢を以て相互扶助して生きる聖川神道の崇敬者の道が権現しているのがこの社です。
